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ちいさな恋の物語

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今週のお題「恋バナ」です。
自分は生まれてから今まで恋をほとんどしたことがほとんどないので、知り合いの恋バナを聞くのが好きですが、今回はある人の恋バナを紹介したいと思います。 

その方を仮にAさんとすると、Aさんは学校を卒業し就職していたが、学生時代から卒業したらステキな人と恋愛をしたいと思っていたが、なかなか出会いがなかったらしい。
ただ女友達は多かったので、友人Cさんに男性を紹介してもらいました。

その男性(Bさん)はイケメン・高身長・親が会社を運営・性格がすごくよい人だったらしく、Aさんは出会ってすぐに恋に落ちました。
そしてAさんがBさんに猛烈アタックした結果お付き合いすることになりました。
ただお付き合いをしていく中でAさんはBさんの父親の経営があまり良くないこと、そしてBさんはその会社の業績を立て直すためにいろいろ努力していることを知りました。

その後Bさんは自分を支えてくれるAさんとのお付き合いを真剣に考え、もし今後会社の業績がよくなったら結婚しようという話をしていました。
Aさんはすごく喜び、Bさんはますます会社を立て直すために仕事を頑張りました。

ただBさんが仕事を頑張れば頑張る程Aさんと会う時間が減り、AさんはAさんで自分の友人達がどんどん結婚し自分も早く結婚したいと焦ってしまったらしいです。

ある日AさんはBさんに会社の業績はどうですか?と聞いてみました。
するとBさんはAさんと出会った頃に比べて業績はよくなったけど、まだまだかなと言いました。
Aさんはそれを聞いて ではどれぐらい業績がよくなったら結婚するの?と聞きました。
するとBさんはAさんと出会って仕事を頑張ったら業績がよくなったので、もっと業績をよくしたい。
と業績をよくすることしか段々考えなくなりました。

AさんはBさんの考え方が変わるのを期待してましたが、Bさんにではどれぐらい業績がよくなったら結婚するの?と何回聞いても、Bさんは以前と同じようにしか答えませんでした。

何回聞いても同じ答えしか返してくれなかったBさんとAさんは段々心の距離が離れてました。
ただBさんはその変化には全く気づかなかったそうです。


Bさんとのお付き合いをAさんが悩んでいるころ、Dさんという男性の親は息子がこのままでは結婚出来ないのではないかと心配して、お嫁さんを募集し始めました。
たまたまAさんの親とDさんの親は知り合いどうしだったため、この話を聞き自分の娘とお見合いしてはどうかと伝えAさんとDさんはお見合いしました。
Aさんから見てDさんは全てにおいて可もなく不可もない存在だったのでお見合い後も返事を保留してましたが、もし結婚を前提にしたお付き合いをするつもりがないなら他のお見合い相手を探すので断って欲しいと言われました。
Aさんは結婚願望が強かったので、Bさんと別れDさんと結婚を前提にしたお付き合いをすることにしました。

AさんはDさんと付き合いどんどん仲を深めますが、Bさんのことを忘れた訳ではありません。
ただBさんはAさんと別れてから仕事をさらに頑張るようになりました。
ただ共通の友人CさんとBさんは、BさんがAさんと別れた後も話す機会がありましたが、Aさんの話は2人で話す時に話題に出るとBさんが落ちこむためにCさんはAさんが今もBさんのことが好きなことは話せないと言ってました。
またBさんは別の女性と付き合いだしたので、忘れた方がよいとCさんから言われました。

その話を聞いたAさんはショックを受けBさんのことは忘れるように努力し、Dさんとの仲を深めました。
そしてお見合いをしてから1年後DさんはAさんにプロポーズします。そしてAさんはそのプロポーズにYESと答えました。
お互いの両親やAさん・Dさんの友人達はその話を聞いて喜び、結婚の準備はどんどん進みました。
そして自分の結婚を報告した際、Cさんが付き合っていた男性にプロポーズされたことを聞いたAさんは喜びました。


そして入籍後結婚式を行う日が近くなったある日、AさんはBさんと偶然合う機会がありました。
Aさんは久しぶりに合ったBさんが以前より素敵な男性になっていることを伝えつつ、自分が今度結婚式を行うことを伝えました。
するとBさんは共通の友人である人から既にその話を聞いていたそうです。

BさんはAさんと別れた後父親が経営する会社の業績がすごくよくなったことと、BさんもAさんと別れた後付き合いだした女性がいるが、その女性から結婚しないかと逆プロポーズされたけどAさんのことが忘れられないので、返事をまだしてないことを言われたそうです。
そうBさんに言われてAさんは嬉しい気持ちになりましたが、Bさんはこう話を続けました。
ただ今付き合っている女性は一時期Bさんの子供を妊娠していたことがあり、けじめとしてBさんは双方の親に会ったらしいです。
ただ親に紹介後彼女さんは流産してしまったらしく落ちこんでしまっていた彼女をBさんは一生懸命励ましました。そのおかげか女性は元気を取り戻したのですが、自分が離れてしまったら彼女がどうなってしまうか心配なので、別れることが出来ないとも言いました。

Bさんから彼女さんの話を聞いたAさんは、私はDさんと夫婦になったこと&Bさんのことは今日会うまですっかり忘れていたので、今お付き合いしている彼女さんを幸せにしてあげてねとAさんは伝えました。


AさんがDさんとの結婚式が落ちついたころ、友人のCさんから今度結婚式を行うから来て欲しいと案内状をいただきました。
ただCさんと結婚した相手の男性のことはよく知らなかったので、どんな人か教えて欲しいとCさんに言ったけどCさんは相手のことを褒めるだけでした。
AさんはCさんがどんな人と結婚したのかすごく気になったので、Cさんと共通の友人に旦那さんのことを知っているか聞きました。
するとたまたまCさんと旦那さんのツーショット写真を持っている友人がおり、興味本位で写真を見せてもらいました。
写真に写っているCさんと旦那さんは遠くに写っていおり他の人には旦那さんがすごく見えにくかったそうですが、Aさんのみ違いました。
Aさんにはその人がすぐに分かりました。だって過去にお付き合いした人だったからです。

そうCさんの旦那さんはBさんでした。
Cさんとよくお酒を飲みながら聞いていた彼氏さんの話とBさんから聞いた彼女さんの話の内容が違っていたので、最初は見間違いだと思ってました。
(CさんとAさんはよく会ってはお酒を飲んでいたので、まさかCさんがBさんの子供を妊娠していたとはAさんは気づかなかったそうです)

ですがどうしても気になったAさんは写真を持っていた友人にお願いし、写真をもらいうけ共通の友人に見せたけど、
Cさんの旦那さんが誰か他の友人は分からなかったそうです。
もしかしたらBさんとは別人の可能性もありましたが、Cさんが結婚式への招待状をAさんに渡す際「あなたのおかげで旦那さんさんと結婚出来たがら、ぜひ結婚式に来て欲しい」と言われ、
もしかしたら旦那さんはBさんかもしれないと信じてしまったAさんはCさんの結婚式への参加は辞退したそうです。


Cさんの結婚式が終わった後日Cさんの結婚式に参加した友人にAさんは呼ばれ、Aさんの予想通りCさんの結婚相手はBさんでした。
その話を聞いてショックを受けたAさんは、その後CさんやBさんと会うことは一切なかったそうです。
またAさんはDさんとの間に子供をもうけ暮らしましたとさ。

長文になりましたが、このAさんと自分の関係は親子です。
つまり自分の母親(Aさん)が父親(Dさん)と結婚する前の話を書きました。
母親は父親とケンカするといつもこの話をしました。おかげさまで細かい話を今も覚えてました。
母から聞いた話なので、Bさんはかなり美化されているかもしれません。

小さい頃はお父さんが可哀相と思っていましたが、今はCさんが怖いと思うようになりました。

ただ母が20代の話なので30+数年前の話だけど、今でも古く感じない恋バナを思い出したので書きました。
(ただスマホがある時代だったら、結末は変わっていたかもしれません。)

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